ケーススタディ

BBCウェールズ - 英国Cardiffの新しい施設でデンシトロンのIDSソリューションを標準として採用

Published on: 火 06 4月 2021

概要

ランダフシティ北部で長らく放送してきた放送施設から移転し、カーディフのセントラルスクエアに新設されましたBBCウェールズ本社ビルは2020年7月に最初の番組を放送開始しました。スタジオとオフィスの複合施設は BBCカムリ・ウェールズによって運営されており、S4C*の拠点にもなっています。

有名な建築家フォスター・アンド・パートナーズの印象的なモダニストの華麗なたたずまいの建物にふさわしいように放送施設に対する期待も同様に高まりました。テレビ、ラジオ、スタジオ内外からの要望であるディスプレイモニター・照明制御を含む容易な統合がその時の最優先課題でした。

マンチェスターのサルフォード・キーズやロンドン中心部のブロードキャスティングハウスにおける複数の地域での「IDS」の導入の成功は、新しいカーディフ複合施設にも最適であったことを印象づけました。しかも、他の施設との一貫性の維持と同様に、IDSは、他のコアシステムと連携してスムーズに稼働しています。

プロジェクトパートナーのTechexのディレクターである リチャード・ベイリー氏は、「プロジェクトの初期段階から「IDS」は素晴らしく、しかも、それが多種多様な放送システムと統合されるにつれ、使いやすい操作画面も相まって、“運用の要”になったと感じました。」と述べています。

そして、セントラルスクエアにとってのIDSの重要性に疑いの余地はなく、その汎用性は非常に高く、Techexのリチャード・ベイリー氏が、「IDSは、ラジオコントロールルーム、ラジオおよびTVスタジオ、TVギャラリー、編集室及びマスターコントロールエリアに統合されています。」と言うように、多くの部門横断で使用されています。

デンシトロンIDSのグローバルビジネスディレクターであるサック氏は、「プレゼンターとプロダクションとの絶え間のないスピーディーなやり取りが発生する多忙なラジオ部門において、IDSは非常に効果的な役割を果たしているようです。また、ラジオプロダクションから“固定カメラやビジュアルラジオピースにIDSを駆使した構成を施し、可視化を可能にしています。それに加え、IPTVシステム構築にも統合され、各スタジオ内部のLED照明制御にも利用されています。”というような、素晴らしいフィードバックがありました。」と述べています。

 

ソリューション

IDSは、全ての利用者へスムーズに利用できるようにあらゆる考慮が払われています。

「それゆえ、IDSの導入により、ワンボタンスタイルの操作を実現してきました。例えば、Radio WalesBreakfastのチームはシングルボタンを押して、スクリーンへ全ての的確なブランディング表示設定、照明プリセットを再調整可能にしたり、非常に細かなオペレーションを、極限までのシンプル化を可能にしました。」とサック氏は述べています。

デンシトロンは、放送施設開設前の18ヶ月、Techexと緊密に連携して、プロジェクト完了までの一連のフェーズを実行してきました。Techexのベイリー氏は、このコラボレーションについて、「デンシトロンは、このプロジェクトの実施及びクライアントの既存運用仕様を現在セントラルスクエアで運用されているIDSシステムへ変更するのに最高のパフォーマンスを発揮した。」と述べています。

新しい放送施設のオープンと共に、デンシトロンは、継続して長期的な保守サービスを提供しています。サック氏は、「私たちは、保守という面では、IDSが最善のサポートを介して完全に機能するよう尽力しています。例えば、電話または電子メールによる基本的なサポートはもちろんのこと、距離的な問題で解決が非常に難しい複雑なトラブル・問題が発生した場合であっても、解決できるまで協力して対応します。」と述べています。

デンシトロンの IDSソリューションは、一連の魅力的な番組制作に大きく貢献しています。多種多様のニュースコンテンツ制作に加え、セントラルスクエア放送拠点は、フラッグシップテレビ番組「X-ray」「BBC Wales Today」「Match of the Day Wales」のホームです。また、3つのラジオ局がこのスタジオを拠点としており、ラジオ向けドラマ制作等にも広く利用されています。

* S4C:ウェールズ語で”チャンネル4ウェールズ”を意味する、ウェールズ語の無料衛星放送(英語版)テレビ局

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